蕪ライブラリ

以下、ボルシチの具の備忘録

高校時代の部活にトラウマがある方は、決して『響け!ユーフォニアム』を読まないでください

アニメ(記事執筆時点で6話まで視聴)を見て感じた、高校生の部活の空気の妙なリアルさに惹かれて原作を読んでみたところ…

SAN値が削られました。

 

 

 


TVアニメ『響け!ユーフォニアム』 PV第2弾 - YouTube

 

凋落した吹奏楽部が全国大会を目指す物語ですが、決して希望が満ち溢れた前向きなだけの作品ではありません。
音楽・部活に関してのそれぞれの価値観から生まれる、摩擦や葛藤。
現実にあり得る部活模様が余すところなく描写されています。


※記事タイトルは釣り…というわけでもないです

 

 

部活内に漂う微妙な空気を体感

・前年度の諍いの名残からくる不穏とも言える空気
・全国を目指す上で起こる生徒同士の摩擦

活字を追って、理解して、解釈するという行程を経るからでしょうか。
アニメの各シーンで感じた部活内の空気が、より厚く重々しく感じられました。

 

 

外に漂う空気と、内に秘めた意志と

自分は音楽は好き。でも、部活は好きなのだろうか。
上を目指すことと、楽しむこと。
目指した場所に届かないことを悔しいと思えるほどに、自分は頑張れていたのか。

 

主人公の葛藤から、一つ疑問に思いました。

 

高校の部活に限らず、周囲の空気に左右されずに自分がしたいことを頑張れる。

そんな人間がどれだけいるのか、と。

自分のことも含めてです。答えは簡単に出そうもありません。

 


まとめ

吹奏楽部に限らず、何らかの部活経験がある場合は自分の経験と対比して読み進めると得られることが多い作品だと思います。
人によっては心が抉られる思いをするかもしれませんが…。